日々の社会科:テーマはやきそば!焼きそばだな!

日々の社会科

袋麺の袋には、そんなこと
一言も書いていませんが、
dancyuやオタフクソースの
公式サイトに書いてあります。

「おいしい焼きそばの作り方」に
よると、
「先に麺を炒めておくこと」
が、コツだそう。

屋台の焼きそばに比べて、
家で作るとなんかイマイチ。
鉄板とか、作る量が違うからかな。
まあこれが家庭の味って
いうものかもしれない。

いえいえ、なんかベチャっと
しているようなのは、
水分がきちんと飛んでいないから。

先に麺をしっかり炒めておいて、
麺は一度取り置き、
肉と野菜を炒めたら
一緒にすればよいのです。

確かに屋台の方たち、
麺を炒めていますよね。

dancyuは片面だけ焼くとか 
肉と野菜はそれぞれ炒めるとか、
まあこだわるオトコの雑誌なので
いろいろありますが。

安いし簡単で失敗は
ほとんどしないようでいながら、
一見簡単なものほど
千差万別。

豚肉はバラだロースだモモだ、
キャベツは短冊だ千切りだ、
ソースはウスターだオタフクだ、
うちは醤油です塩ですカレーです、
野菜はキャベツだけだ、
てんこ盛りだ、
などなどなどなど。

焼きそば、は元々は
中華料理の炒麺。
台湾では焼きビーフン、
韓国ではチャプチェ、
タイではパッタイ、と
麺を炒める料理は
アジアでは定番な印象です。

日本のソース焼きそばは、
昭和10年代には浅草で売られて
いたとのことなので、
戦前は一部のイケてる
都会食だったのかもしれません。

戦後の食糧難の時代、
手に入る野菜はキャベツばかり、
安い中華麺も出回るようにはなった。
それに合わせるには
濃厚なソースが良いのではないか。

そこから広まっていき、
当時鉄板があった駄菓子屋では
もんじゃやお好み焼きとともに
子どもから大人まで
親しむメニューに
なっていきました。

そして、安藤百福さんの
お陰でインスタント麺が
作られるようになり、
とうとう焼きそばも。

厳密には焼いていないので、
焼きそば味のカップ麺ですが、
画期的でした。

1974年、
恵比寿産業のエビスカップ焼きそば、
それから 
ヤマダイのニュータッチ焼きそば、
翌年には
東洋水産がマルちゃんを、
(ちなみにメキシコではマルちゃん、が
カップ麺の代名詞となっています)
まるか食品がペヤングを発売。

しかし、カップ焼きそばを  
一気に広めたのはあの商品でしょう。

インスタント麺の雄、
日清食品の「UFO 」。
ピンク・レディーブームもあって
一時はシェア60%にもなりました。

今でもUFO、ついつい手に取って
しまいます。

なんでUFOなんだ。と思いますが
U、うまい、F、太い、O、大きい、の
頭文字だそうですが、
容器が、丸いのがそうなんだろうと
予測は飛び交っています。

カップ焼きそばにも地域勢力が
あります。

北海道では「や゙きそば弁当」が 
主流ですが、
これは捨てるはずの湯を使って
スープが作れる工夫がされています。  

東北では焼きそばバゴォーン、
四国では一平ちゃんが強い。

関東ではペヤング、
(ちなみにペヨングは
バッタ物ではなく、同じメーカーの
ペヤングの廉価版だそう)
関東ではUFOの方が強いとのこと。

カップ焼きそばは
スープがないぶん
麺の量も多めで油分もあるため、
カロリーも高いので
気にされる方は
注意が必要です。

そんなこと気にしない、
やってしまおうぜ!という人達の
ためなのかなんなのかは
わかりませんが、

ペヤングからは
超超超超超超超大盛りペタマックス、
1食辺りのカロリー4184㌔㌍、
麺は878㌘、
使う湯量は2.2㍑という
大食い選手権並の
商品も出ています。

激辛焼きそばもありますね。 

さて。
ワレワレのヤキソバがイチバンデアル、と
自負するところは
少なくないと思いますが、
日本三大焼きそばと
目されているのは
秋田の横手焼きそば、
静岡の富士宮焼きそば、
群馬の太田焼きそば。
(選考者による違いもあるかも)

横手は、太麺に甘いソース、
目玉焼きが乗り、
福神漬が付くのが特徴。

富士宮は豚の背脂肉にキャベツ、
静岡らしくサバやイワシの
削り粉も欠かせません。

太田は太麺、キャベツのみ!

他にもご当地焼きそば、
多々あります。

三連休のお昼ごはんや
夜の鉄板焼きのあとには
焼きそばかな。

イベントで焼きそばが
出てないってことは
少ないし!

ここぞとばかり
カップ焼きそば祭りも
いいかもね。

みんなと一緒でも、ひとりでも、
美味しく頂きましょう。

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