どうする家康?大森南朋さん演じる酒井忠次ってどんな人?

どうする家康

2023年の大河ドラマは「どうする家康」、松本潤さん演じる徳川家康は、これまでとは違った面を見せてくれそうでとても楽しみです。

とりわけ、家康と、家康を支えた家臣団との絆、やり取りからは目を離せないかもしれません。

家臣団のメンバーをしっかり把握して、楽しみましょう。

その中でも徳川四天王と呼ばれる重要家臣のさらに筆頭、大森南朋さんが演じられる「酒井忠次」は外すわけにはいきません。

この記事では、酒井忠次とは誰なのか、何をした人なのか、家族は誰がいるのか、演じる大森南朋さんについて、をまとめていきます。

徳川家康
徳川家康

忠次には世話になった。

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どうする家康/酒井忠次って誰?

酒井忠次は、家康の最重要家臣、徳川四天王の筆頭に挙げられています

家康の15歳上(12歳とも)で、今川家に人質に赴く家康に同行して、駿府で家康とともに過ごしました。

常に徳川家(このころは松平家)のことを第一に考え、多少鬱陶しいところもあったとか。

最初から最後まで家康の味方であり、優秀で勇敢、ユーモアもあって交渉能力も高い、他の武将たちにもその存在をうらやましがられた人物です。

徳川家康
徳川家康

忠次が支えてくれなかったら…

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どうする家康/酒井忠次とは何をした人?

酒井忠次はまず、戦での功績も多々あります。

家康が今川家の下にあったころ、三河にある「福谷城(うきがいじょう)」が織田家に攻められ、敵将は柴田勝家でした。

酒井忠次は先頭に立って戦い、柴田勝家に勝利しています。

(このあと徳川と織田は同盟を結んだので、資料が少ないそうです。)

家康の人生三大ピンチのひとつめ、三河一向一揆では、親族が一向宗側についている中、自身は家康に従っています。

三大ピンチのふたつめ、武田信玄に惨敗した三方ヶ原の戦いでは、戻ってきた城で太鼓を叩いて味方の士気を上げ、追ってきた武田軍はそれを聞いて引き返したといわれていて、「酒井の太鼓」としてのちに歌舞伎の人気演目ともなります。

織田家との同盟後は浅井・朝倉連合軍との「姉川の戦い」では先陣を切って戦い、武田軍との長篠の戦いにおいては、奇襲を成功させて功を上げ、信長に絶賛されています。

秀吉との小牧・長久手の戦いにおいても活躍し、生涯家康の側にいて、常に家康の味方でありました。

ただ強いだけではなく、交渉能力にも長けていて、家康第一の重臣として内外の調整役としても大きな役割を果たします。

有名なところでは、四天王の仲間でもある榊原康政と井伊直政が、大変仲が悪かったところを忠次の取りなしにより、二人は大親友となったのです。

また、海老すくい、という楽しい宴会芸が得意で、(ドジョウすくいのようなものと思われています)重臣となった後でも披露して、おおいに場を盛り上げたとのこと。

しかし、そんな忠次でしたが、禄高は3万石で、他の四天王の3人より明らかに少ないままでした。

これには、忠次が解決できなかった家康の嫡男信康切腹事件があるとされています。

家康の嫡男信康は織田信長の娘と結婚していましたが、うまくいかず、母とともに武田に内通しているとされ、信長からの不信を買います。

酒井忠次は使者として信長との間を取り持つよう必死に動きましたが、その甲斐なく信康は切腹、母であり、家康の正室築山殿は殺されることになります。

このあたりは諸説あり、どうする家康では、どんな解釈になるのかはわかりません。

ただ、このことが原因になり、忠次は功多かった割に所領が少なかったのではと言われています。

忠次は徳川幕府が開かれる4年前に亡くなり、関ヶ原の戦いからの家康の天下取りを見ることはかないませんでしたが、その功績は今もたたえられています。

徳川家康
徳川家康

忠次のおかげで救われたことは数限りない。信康のことは秘密だ。

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どうする家康/酒井忠次の家族は誰?

それでは、忠次の家族についても見ていきましょう。

忠次の妻は碓井姫、ドラマでは登与さんとなっています。

この奥様、家康の叔母にあたりますので、酒井忠次は家康の義理の叔父になります。

どうする家康では、家臣団のマネージャーとして重要な役割を果たすようです。

子どもには恵まれ、9人の成人した子がいることがわかっています。

家督を継いだのは長男、家次。

晩年家康の前で「息子をお願いします。」といったところ、「お前でも息子はかわいいか」と冷ややかに言われ、家康が信康の切腹を防げなかった忠次をどこかでゆるしていなかったことを表す説話が残されています。

家康の前ではそういった状況でしたが、息子忠次は下総臼井藩3万石から越後高田藩10万石となり、子孫は出羽庄内藩17万石、そして酒井家は、譜代大名(関が原以前から家康に従っていた大名)の中でも重鎮として、幕末まで残るのです。

徳川家康
徳川家康

長きにわたり、徳川家を支えてくれることに感謝。

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どうする家康/酒井忠次を演じる大森南朋さんとは?

大森南朋(おおもり なお)さんは、いまや押しも押されぬ名優として、主役から脇役から映画にテレビに引く手あまたの大活躍の俳優さんです。

1972年2月19日生まれ、東京出身、身長178㎝で趣味はギターにイラスト。(オフィシャルサイトより)。

1993年より活動されていて、出演作は…多すぎますが、ざっと挙げてみますと。

映画→ハゲタカ(主演)、コクリコ坂から(声)、アウトレイジ、寄生獣、ALWAYS三丁目の夕日、毎日かあさん、この道(主演)、利休に尋ねよ…・

テレビ→世にも奇妙な物語、Dr.コトー診療所、タイガー&ドラゴン、リーガルハイ、居酒屋ふじ(主演)、コウノドリ、私の家政夫ナギサさん、ちむどんどん…。

CM→サントリー、ユニクロ、シチズン時計、サッポロビール、富士フィルム、江崎グリコ、三井不動産、キリンビール、明治…。

舞台にナレーション、ラジオでも大活躍です。

多種多彩な役柄をご自分のモノにし続けていらした大森南朋さんの酒井忠次、楽しみでなりません。

徳川家康
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なんだなんだ?

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どうする家康/大森南朋さん演じる酒井忠次とはどんな人?まとめ

「どうする家康」の中で欠かせない存在、酒井忠次についてまとめると、こうです。

  • 酒井忠次とは、徳川四天王の筆頭に数えられる家康第一の家臣
  • 家康が人質として今川家に行くときも同行し、三河一向一揆をはじめ、生涯を通じて常に家康の側にいた。
  • 数々の武功を立て、調整役としての能力も高く、宴会芸で場を盛り上げることも得意。
  • しかし、家康の嫡男信康を助けることはできず、そのせいか所領は少なかった。
  • 子孫は譜代大名の重鎮となり、幕末まで存続した。
  • 演じる大森南朋さんは安定感抜群のベテラン俳優さん。
徳川家康
徳川家康

頼んだぞ、忠次。

徳川四天王についてはこちら。

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