これからますます面白くなりそうな2022NHK大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」ですね。
怪しい存在が、「善児」。
登場が衝撃的でした。
そして今後の展開でも油断ならない存在として描かれていくようです。
／#善児（ぜんじ）#梶原善
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) December 7, 2021
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伊東祐親に仕える下人。祐親から信頼され、与えられた役割を淡々とやり遂げていく不気味な仕事人。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/0vqcvDWFMy
鎌倉殿の13人/善児とは誰？
善児とは、このドラマ上のオリジナルキャラクターです。
元々は主役の北条義時の祖父にあたる伊藤祐親（浅野和之さん）に仕える下人（げにん）です。
武士として仕えているわけではなく、隷属して雑役に従事したものです。
売買対象にもされていた、身分が低いとされているものです。
のちの義時との対話から、もとは農民であることが判明しています。
主人である伊藤祐親の命ならどんなことでも淡々とやり遂げ、主人が変われば元の主人でも平然と手にかける。
汚れ役を一手に引き受けているというところです。
最初はただの忌まわしい存在という感想が多かったのですが、あまりの活躍？ぶりに気になる存在となっています、これからどうなるのでしょう。
兄上を殺した犯人、許しておけぬ
鎌倉殿の13人/善児の犯行とは？
善児の犯行について、これまでのこと、そしてわかっている範囲でこれからのことをお伝えします。
善児のやったこと
これまでのドラマで、善児の犯行とはっきり位置づけられているのは以下の通りです。
まず、頼朝（大泉洋）と八重（新垣結衣）の間に生まれた千鶴丸の殺害です。
「善児と一緒に川遊びをいたしましょう」と千鶴丸を連れていき、そのまま水死させます。
手には千鶴丸の衣装のみが残された立ち姿が印象的でした。
そして、北条義時の兄である北条宗時（片岡愛之助）と、一緒にいた工藤茂光の殺害です。
／#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) February 6, 2022
治承4年(1180)8月24日条
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再起を図るため、箱根湯坂を経て甲斐へと向かう北条時政・義時父子。一方、宗時は早河(現在の神奈川県小田原市)あたりで伊東祐親の軍勢に囲まれ、討ち取られました。また、工藤茂光も亡くなりました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/971oBNK83d
北条宗時の死についてはこちら。
善児は、非情な男だということがさらに判明します。
・八重の夫江間次郎を斬り、八重も殺そうとする。
・伊藤祐親・祐清親子を斬る。
伊藤祐親に忠誠を誓っているわけではないのです。
善児は自分一人が生き延びるために何でもやるのか？
まずは、伊藤祐親が八重を屋敷に閉じ込めています。
頼朝たちが来た折には、八重を殺すよう、夫の江間次郎（八重が再婚させられた相手ですが、扱いが可哀そうすぎると話題になっています）に言いつけていました。
その時、頼朝の命で伊藤屋敷を襲うべく和田義盛と畠山重忠が到着する前に、北条義時と盟友の三浦善村が、伊藤家の面々を救うためにやってくるのです。
江間次郎は八重を斬ろうとするもできず、そんな江間次郎は善児に斬られてしまうのです。
善児はそのまま八重を斬ろうとしますが、三浦義村に助けられるのです。
その後、伊藤祐親親子は命を助けられることになるのですが、頼朝の本心としては、生かしておく気持ちはありません。
助かる、これから心を入れ替えて生きよう、そう決意した伊藤祐親親子を騙し討ちにする下手人は、やはり善児なのです。
善児は、畠山重忠に捕らえられ、今度は頼朝のために働くことになるのです。
善児のその後
善児に伊藤祐親親子の殺害を命じたのは、頼朝に下った梶原景時です。
ドラマでは中村獅童さんが演じている、石橋山の戦いで頼朝を見逃した武将です。
梶原景時は、宗時殺しの犯人も善治と知り、見逃してやるから自分に仕えよ、と自分の手下とするのでした。
善児の活躍？はまだまだ続きそうです。
梶原景時に仕える身となった善児、キーパーソンのひとりであることは間違いないようです。
義経と静御前の間に生まれた男児も善児に始末されたことがわかります。
そして、義時に同行してに奥州の義経のもとに行くのです。
また、頼朝の弟、源範頼もとうとう手にかけることになりました。
ここで、善児に育てられる孤児、トウが登場することが発表されました。
範頼暗殺の際に共に消した百姓夫婦の娘であったようです。
なぜ、善児が彼女を生かしたのかはまだ謎です。
トウの説明を見ていると、善児の途中退場もあり？といううわさも。
＼第七次出演者発表／#トウ
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) June 9, 2022
善児に育てられた孤児(みなしご)。狙うのは、何か#鎌倉殿の13人 #山本千尋 pic.twitter.com/LXP52y6mIq
そして、なんと善児が「殺したくない」と涙を流す時がやってきました。
源頼家の息子一幡に愛情がわき、手にかけたくない、と。
それでも北条義時の命令には逆らえず、成長したトウとともに、一幡を亡き者にするのです。
人間の心を持っていた、と視聴者を驚かせた善児の今後がわからなくなってきました。
そして、頼家を亡き者にしようとした善児でしたが、頼家が弔っていた「一幡」と書き記したものに気を取られて斬られてしまい、親の仇として、トウにとどめを刺されてしまいます。
なおかつ、義時の兄、宗時を殺したことも義時に知られることになります。
善児は舞台から去りました。
／#かまコメ
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) August 28, 2022
善児役・梶原善さん
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収録現場から撮影直前・直後のコメントをお届けします。#鎌倉殿の13人#梶原善 #善児
≪善児≫https://t.co/kYfme5FqO0 pic.twitter.com/F380rvtBbF
結局何者であったのか。
鎌倉殿の13人！善児の役割、史実では？
史実では、石橋山の戦いで敗れたときに、北条宗時と義時は分かれて落ち延び、その時に宗時は伊藤祐親の軍勢に囲まれ、配下の小平井久重なるものに討ち取られます。
その小平も翌年に捕まって斬首されています。
ですが、善児は生き延びそうですね。
また、殺されてから12年後に宗時は父の夢枕に立ち、お堂を建ててほしいと願うのです。
もしかしたらその時に、善児の犯行が判明するのかも、という予想もありますね。
そして、善児のモデルではないかといわれる人物が「吾妻鏡」に出ています。
金窪太郎行親。
北条義時に仕えて侍所の所司をつとめる。。。
ってことは、兄を殺した善児はいずれ義時に仕えるのでしょうか？
と思っていたことが現実になっています。
もはや仁義なき戦いとなっている鎌倉殿の13人の中で、善児はどのような役割を果たすのでしょうか。
鎌倉殿の13人/善児を演じているのは誰？
鎌倉殿の13人で善児を演じているのは「梶原善」さん。
善児という名前も善さんそのものですね。
梶原善さんは、三谷幸喜ファンの間では知らない人はいないという有名な存在で、しかもどこに出てくるかわからないところから「梶原善を探せ！」が毎回のキーワードになるそうです。
知られた出演作としては、古畑任三郎シリーズ、世にも奇妙な物語，ナニワ金融道、大河ドラマにも過去二回出演実績のある、実力派俳優さんです。
梶原善、だと？
鎌倉殿の13人/善児とは誰？まとめ
鎌倉殿の13人で、身分は低いものの見逃せない重要な役割を果たす善児。
彼に注目するのもドラマを楽しめる一つの方法かもしれません。
- 善児とは、今回のオリジナルキャラクターで、伊藤祐親親子に仕える下人で、命令とあればどんなことでもやる。
- 頼朝と八重の子ども、千鶴丸を水死させる。
- 北条義時の兄、北条宗時と、一緒にいた工藤茂光を殺害する。
- 八重の夫江間次郎を殺し、八重も殺そうとする。
- 伊藤祐親親子を殺害する。
- 梶原景時を次の主人とする。
- 義経と静御前の間の子を殺害する。
- 頼朝の弟、範頼も暗殺する。
- 善児に育てられるトウという少女が現れることが判明、善児の右腕となる。
- 源頼家の息子一幡に愛情を感じ、殺したくないといいながら手にかける。
- 頼家を殺そうとして失敗、親の仇とトウにとどめを刺される。
- 善児を演じる梶原善さんは、三谷作品では欠かせない存在である。
時代がお前を求めたのか、善児。
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