2022年の大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」が始まりました。
三谷幸喜さん脚本、主演は小栗旬さんで大泉洋さん、小池栄子さんなどなど豪華キャストで話題を呼んでいます。
第一回が終わり、まだまだ登場人物が誰が誰なのかわかりにくい部分もありますね。
その中で主人公小栗旬さん演じる北条義時の兄、北条宗時を演じているのは人気歌舞伎俳優、片岡愛之助さん。
歌舞伎はもとより、半沢直樹などのドラマでも活躍し、奥様が藤原紀香さんということでも有名ですね。
この片岡愛之助さんの役柄の北条宗時様が不慮の死を遂げられました。
なに、兄上の身に何があった?
\#鎌倉殿の13人 インタビュー/
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) January 30, 2022
北条宗時役・片岡愛之助さんのインタビューを公開しました。#片岡愛之助 #北条宗時https://t.co/DqavuJpDQi
鎌倉殿の13人!片岡愛之助さん演じる北条宗時とは?
鎌倉殿の13人で片岡愛之助さん演じる北条宗時は、主人公義時の兄にあたるわけですが、資料に乏しくわかりにくい人物とされています。
そこを三谷幸喜さんの脚本に、演じる片岡愛之助さんや他のキャストの皆さんで、宗時像を作り上げていかれるのでしょう、とても楽しみです。
片岡愛之助さん演じる北条宗時ってそもそも誰ですか?
伊豆の豪族北条時政の嫡男として生まれます。
第一回で、義時を厳しく追及し、頼朝を探し回っている伊藤祐親(みなにおじいさまと呼ばれていましたね)の娘が、母に当たります。
北条宗時は、嫡男として大切に扱われて育ってきたものと思われます。
妹の政子が頼朝と結ばれたことから、北条氏は頼朝の側につき、頼朝の平家打倒のための挙兵の中心勢力となっていきます。
ドラマでは政子と頼朝が結ばれる前から頼朝を支援する体制になっていますね。
そしていよいよ頼朝挙兵!
北条宗時は先導役を務めたそうなので、軍勢の一番前を行く片岡愛之助さんの凛々しいお姿が拝めそうです。
まず、初戦は勢いよく進み、現在の小田原市にある石橋山で、大場景親の軍勢と戦うのですが、兵力は相手の10分の1。
敗走することになります。
この石橋山の戦いで、頼朝は山中に身を潜めているところを、大庭家の家臣、梶原景時に見つかるのですが、景時は頼朝を見逃します。
中村獅童さん演じる梶原景時の動きも今後注目したいところです。
そして、頼朝一行は追撃の手を逃れるために逃走して再起を図ることにしたわけです。
北条家はどうしたかというと、父の時政と義時、宗時の二手に分かれて逃げることにします。
分かれて逃げた方が敵の目を欺きやすいと思ったからだ
片岡愛之助さん演じる北条宗時の今後の運命は?
平家中心の世の中を変えたい!と熱く語り、頼朝をかくまい、一家を巻き込んで歴史の大舞台に立つことになる北条宗時。
最初の挙兵は負け戦になり、逃げることになりました。
なぜ父の時政、弟の義時と分かれて逃げたのかは定かではありません。
二手に分かれるのが最善策だったのか、そのときの状況でやむを得なかったのか。
そのときの状況を想像すると、手に汗握りそうです。
三谷幸喜さんがどのような場面を用意してくださるのか、楽しみでなりません。
そして、わかれて逃げてまた合流するはずの宗時でしたが・・・。
われらは兄上を待っていたのだが。
鎌倉殿の13人!片岡愛之助さん演じる北条宗時の死因とは?
第五回の放送で、片岡愛之助さん演じる北条宗時は無念の死を遂げました。
これについては、史実とされていることとドラマでは違いがありましたので、双方を載せておきます。いずれにしろ、まだ若くこれから北条を背負っていくはずの宗時の死は義時のみならず、北条の人々や坂東武士、ひいては頼朝の運命をも変えていったといえるのでしょう。
北条宗時の死因、ドラマではこうでした。
石橋山の戦いで惨敗した頼朝軍。
頼朝は情けなく北条を責めたり疲れたと騒いだりしています。
このままでは皆殺し、甲斐源氏の武田信義に援軍を頼もうということになります。
その時、頼朝は髻から小さな観音像を取り出し、首を切られたときにこのようなものを見られては恥だ、といったことをきっかけに、北条屋敷においてある頼朝の本尊を、宗時と工藤茂光が取りに行くことになります。
当然まわりに敵が多くいるのですから、危険な道行です。
そして、宗時は義時に本当の気持ちを打ち明けます。
この坂東の地を北条のものにしたい、源氏とか平家とかどうでもいいんだ、ただそのためには頼朝の力が必要だ。
ただ頼朝をあがめていたわけではなく、自分の成し遂げたいことのために頼朝は必要な駒だと見ていた冷静な頭脳の持ち主であったことがここで判明します。
もちろんこれを話した時点では、自分の死を覚悟していたとは思えませんが…。
そして、敵の多い山中を抜けてようやく北条屋敷まであと一歩と来たところで、工藤茂光とともに討たれてしまうのです。
彼らを討ったのは、伊藤祐親に仕える雑人の善児です。
戦いで、ではなく武将でもない善児にあっさりと殺されてしまった姿が悲しくてなりません。
この善児、これからまだ出てきます。
目が離せないことになりそうです。
/#かまコメ
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) February 6, 2022
北条宗時役・片岡愛之助さん
\
収録現場から撮影直前・直後のコメントをお届けします。#鎌倉殿の13人#片岡愛之助#北条宗時#兄上 pic.twitter.com/0jJwgvByoU
北条宗時の死因、史実ではこうです。
石橋山の戦いで負け、再会を約束して二手に分かれた宗時と時政・義時。
待てど暮らせど北条宗時が、父や弟にその姿を見せることはもう二度とありませんでした。
分かれて逃げるときに討たれてしまったのです
北条宗時を討ったのは、彼の祖父、伊藤祐親でした。
つまり、伊藤祐親からすると、孫を殺したことになります。
史実では伊藤祐親の軍勢に囲まれ、配下の小平井久重なるものに討ち取られます。
この久重も翌年捕まって斬首されています。
高い志を持って頼朝を担ぎ、世の中を変えていきたいと願った宗時、その志半ばでしかも祖父の手によって討ち取られてしまうとは、その無念ははかりしれません。
この宗時の死が、さらに時政や義時を熱くさせたのかもしれませんね。
兄上の願いは必ず叶えましょうぞ。
片岡愛之助さん演じる北条宗時が亡きあとどうなる?
嫡男が亡くなってしまったので、義時が家督をつぐことになります。
次男坊としてどこか鷹揚としていた義時が、兄の死から変わっていくことが考えられますね。
ちなみに、北条宗時は資料「吾妻鏡」においては、8月20日にその名が初めて現れ、24日には亡くなってしまうのです。
鎌倉殿の13人!片岡愛之助さん演じる北条宗時の出番はいつまで?
今後の展開がわかってしまうと、片岡愛之助さん演じる北条宗時にいつまで会えるのか不安になります。
2月の第1週に放映される第五回で、北条宗時は去ることになります。
若々しく熱量があって、希望に輝き、チャーミングな片岡愛之助さん演じる北条宗時にほんの数回しか会えないとは悲しすぎます。
北条宗時ロスになりそうです。
兄上がいなくなったらどうすればいいんだ・・・
鎌倉殿の13人!片岡愛之助さん演じる北条宗時はもう出ない?
片岡愛之助さん演じる北条宗時が出るとしても、追憶で出るのみかもしれません。
ですが、あと一回お目にかかれるチャンスがあります。
石橋山の戦いから12年後、父の時政の夢枕に宗時が現れます。
そのときのお告げで父の時政は宗時の墓前で追善供養を行い、供養塔を建てるのです。
これは今でも静岡県函南(かんなみ)町に行けば、宗時の供養塔を見ることができます。
また、「かんなみ仏の里美術館」には、時政が宗時の慰霊のために奈良仏師実慶に造らせたといわれる、阿弥陀三尊像が収蔵されています。
この時に、片岡愛之助さん演じる北条宗時が現れることを期待しています。
兄上のご遺志、受け継ぎましたぞ。
鎌倉殿の13人!片岡愛之助さん演じる北条宗時の死因まとめ
2022年を盛り上げてくれるであろう大河ドラマ、鎌倉殿の13人。
主人公北条義時の兄の宗時は、北条家が頼朝にかかわっていくきっかけを作った重要人物です。
この北条宗時を演じるのが、ラブリンの愛称でも親しまれている片岡愛之助さん。
とても魅力的なのに、わずか数回で消えてしまうのが残念でなりません。
ドラマでは、頼朝のために北条屋敷に戻るところを伊藤祐親の手のものに討たれてしまうことになります。
史実では頼朝の挙兵後、石橋山の戦いで惨敗した後逃れ、父と弟と合流する予定で分かれたところを、祖父に討たれるという悲劇の武将です。
宗時ロスがあちらこちらで嘆かれています。
義時の成長を楽しみにするしかないかもしれませんね。
兄上には感謝しかありません。
コメント