鬼滅の刃/遊郭にいる少女たちは誰？

鬼滅の刃遊郭編、見ごたえありました。

今回も敵味方とも魅力的なキャラクターが多く登場し、一時たりとも見逃せない状況になっています。

ストーリー展開も気になるところですが、ここまで見てきた中であれは誰だろうと、見逃してきたけれどなんだろうと思う存在にもお気づきになっている方は多いはず。

その中でもとても愛らしい存在で、鯉夏花魁のそばにいた、二人のキュートな少女たちは何なのか、疑問に思われている方々もいらっしゃることでしょう。

彼女たちについても知っておくと、さらに理解が深まって楽しくなりますよ。

【テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編】
各サイトにて配信中の第四話の振り返りカットをご紹介。

第五話『ド派手に行くぜ‼』放送まであと6日！
1月2日（日）夜11時30分より全国フジテレビ系列にて放送。https://t.co/dpYNyVPMwE#鬼滅の刃 pic.twitter.com/TQ6tHonnqX

— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) December 27, 2021

鬼滅の刃/鯉夏花魁のそばにいた少女たちは誰？

鯉夏花魁が大好き、といって、絵本を読んでもらったり、おやつをもらって嬉しそうにしていた小学校低学年くらいの2人の少女たちがいましたね。

彼女たちは誰なのでしょう。

遊郭にいる幼い少女たちは「禿（かむろ）」と呼ばれる遊女見習いです。

つまり、この年頃から遊女になることを運命づけられているということ。

もともとはおかっぱの髪型のことをかむろ、と呼んだのですが、髪を結うようになってからも、その呼び方が定着していたので、その名称が使われています。

また、遊女には格を示す名称があり、その最高峰は「太夫（たゆう）」です。

花魁（おいらん）という位そのものは存在しないのですが、禿たちが「おいらのところの太夫」と呼んでいたのが「おいらんとこ」「おいらん」と縮まって、それが太夫クラスの遊女を指す言葉になったのです。

禿（かむろ）たちは何をしていた？

禿たちは花魁の身の回りの世話をしながら、遊郭でのしきたりや廓言葉（ありんす、みたいな）を覚えたり、また将来のための客あしらいの秘訣を学ぶこともあります。

姉遊女たちは禿たちに三味線や舞などのお稽古をつけることもありました。

また、自分についている禿がみすぼらしいと差し障りがあるため、禿たちの姿かたちにも気を配ったようです。

禿たちは将来の遊女候補のため、掃除や洗濯などをすることはありません。

炭治郎は下働きで入っていたので、禿候補ではありませんね。

善逸は三味線を弾いていたので、見込みありだったのでしょうか。

そのあたりはあまり突っ込まず、楽しむのが良いようですね。

鬼である蕨姫についていじめられている少女たちも禿ですね。

禿（かむろ）になるのはどんな少女たち？

禿になるのは、二つのパターンがあります。

一つは、貧しい農村や漁村、山間の村などから口減らしのために、売られてくるパターン。

この売買を斡旋するのが「女衒（ぜげん）」と呼ばれる人々で、少女たちは容姿や受け答えなどから、格付けされ、値付けられたといいます。

もうひとつのパターンは、数は少なかったものの、遊女がひそかに生んだ女の子がそのまま引き取られて禿になるもの。

借金を抱えた遊女が育てることはできなかったため、そのような状況になることがほとんどでした。

鬼滅の刃/鯉夏花魁がいなくなった後、彼女たちはどうなる？

鯉夏花魁は見受けされて吉原からいなくなるのですね。

では、彼女たちはどうなるのでしょうか。

おそらく他の花魁のお世話係になると思われます。

ただし、花魁という最高クラスの遊女になれる見込みがある、と楼主に見込まれたなら、花魁の世話ではなく特別にお稽古ごとの特訓を受けて、花魁への道を歩むことになります。

二人とも美少女でしたので、見込ありそうですね。

デビューはいつ？

将来花魁になるための訓練を受けた禿は「引き込み禿」と呼ばれます。

15歳くらいになると、見習の「振袖新造」となり、花魁について実際の接客を学ぶようになります。

17歳になると、正式な遊女としてデビューするようになります。

花魁になるには、ごく少数の例外を除いて、禿の頃から見込みありとされなければ難しかったようです。

引き込み禿になれなかった場合は、花魁ではない一般的な遊女として過ごすことになります。

禿、遊女たちのその後

遊女たちの一番の願いは、借金を清算して自由の身になること、つまり見受けされることですが、花魁であってもみながそうできるわけでもありませんでした。

遊女の平均寿命は短く22歳ほど、病で倒れるものも少なくありませんでした。

いわゆる遊郭が禁止されるのは第二次世界大戦後ですので、女性が自分ひとりで生きていく場所として、存在し続けたのでした。

鬼滅の刃/鯉夏花魁のそばにいた少女たちは誰？まとめ

鬼滅の刃/鯉夏花魁のそばにいて、かわいがられていた少女たちは「禿（かむろ）」と呼ばれる将来の遊女候補の少女たちでした。

ほとんどが農村などから連れてこられた少女たちで、花魁について身の回りの世話をすることで、自分たちも遊女になるための心得を学んでいたのでした。

鯉夏花魁を含め、彼女たちが幸せになることを期待したいですね。