運河の街、北海道、小樽。
かつては北海道の心臓と呼ばれて反映した街です。
いまでも札幌からアクセスもよく、おいしい食事に運河めぐり、ガラス細工にオルゴール、スイーツと魅力たっぷりです。
その中でも豪華なニシン御殿で美味しいフレンチを頂けて、なおかつ絶景の温泉も楽しめるという超おすすめの場所があります。
とても素晴らしかったので、ぜひご紹介したいと思います。
ニシン御殿って何かな?わくわく♫
小樽のランチはニシン御殿で!
運河の街、小樽には素敵なランチ処がたくさんあります。
札幌から小樽に向かう列車も妨げることのない海沿いで、そこに向かうまでも気分が上がります。
小樽築港駅に近づくと、海を臨む崖の上になにやら見事なお屋敷が見えてきます。
そこが、目的地のニシン御殿です。
小樽のランチのニシン御殿とは何?
北海道西部は、江戸時代後期から昭和初期まで、春になると産卵を目的に大量のニシンがやって来ました。
そのニシン漁で財を成した網元たちが建てた屋敷がニシン御殿と呼ばれたのです。
ニシン漁で栄えたのは江差、小樽、余市など。
二ヶ月のニシン漁で、一年間暮らしていくことができたので、ニシン漁の時期は大変な賑わいでした。
ほとんどのニシン御殿は漁に携わる人々みなが過ごせる作りになっていますが、網元の家族のためだけに建てられた贅沢なものもありました。
小樽駅が最寄りの青山邸別邸が有名ですが、余市にあったものを移築し、宿泊施設になっているものが、今回ご紹介する「銀鱗荘(ぎんりんそう)」です。
泊まるにはなかなか大変なお値段なのですが、ここではとってもお得な「日帰りプラン」を実施しています。
フレンチの「グリル銀鱗荘」でコース料理を楽しんだ後、入浴も楽しめるという贅沢なコースです。
入り口からしてすごい!ステキーーー。
小樽のニシン御殿のランチの内容は?
グリル銀鱗荘はテーブル数が限定され、上質な山のリゾートホテルのような趣です。
今回ランチコースは、一番お得な3300円のものにしました。
内容は全部で4皿ですが、これが本当にハイレベルでした!
道産食材をたっぷり使った目にも美しい料理の数々。
一皿目。
ビーツのポタージュです。
ビーツというと、ウクライナの家庭料理ボルシチを思い浮かべますが、こんなに可愛くきれいなスープになるのかと気分が上がりました。
二皿目。
甘エビと道産野菜のサラダ、3種のドレッシングを添えて。
これがまた絶品でした!
隠れていますが、トロトロの甘エビが5-6匹下にありまして、旬のアスパラガスを始め、選び抜かれた野菜のうまみとともに堪能できます。
前菜のような扱いですが、これは魚介の一品として十分に受け取れるものとなります。
ドレッシングもお皿の場所を変えてかけられていて、様々な味わいを楽しむことができます。
三皿目、肉料理。
もちろん道産のポーク、のソテーに付け合わせ。
豚肉も 肉のうまみたっぷりで、かといって脂も感じられず、じっくり楽しめる美味しさですが、それとともにやってきた付け合わせがまたすごかった。
これも時期を外すと食べられないホワイトアスパラガスに、肉厚の椎茸、そして厚く切られたじゃがいもの甘さが信じられないのです。
材料が素晴らしいのはもちろん、それを最大限に活かしてくださっているのがうれしいです。
四皿め。
最後はデザート。
道産ミルクたっぷりのブラマンジェにカスタードソース、イチゴ、手作りの大きなラングドシャが乗っています。
それぞれが絶妙な甘さと酸味であっという間に頂いてしまいました。
食後のコーヒーも、そうそう、食事中のフランスパンもどれも美味しく頂きました。
場所は雰囲気あるし、おいしいし、文句なしね!
小樽のニシン御殿のランチの値段は?
日帰りコースは、ランチコース+入浴料+入湯税で、とても良心的な内容になっています。
ランチプランはで3300円、4400円、5500円、8800円のコースから選べます。
お子様カレーセット1950円もありますよ。
入浴料も500円と良心的です。
また、完全予約制で一回10名までしか受け付けてもらえません。
①11:30~15:00と②12:00~15:00の時間帯が選べます。
この後の入浴を考えると、早めの時間がおすすめです。
グリルがお休みの水曜日と木曜日は定休となっています。
なお、予約は電話のみで受け付けです。
0134-54-7013、水曜日木曜日に電話をする際は0134-54-7013です。
知る人ぞ知るって感じなのかな。
小樽のニシン御殿のアクセスは?
JR小樽築港駅が最寄駅。
そこからタクシー利用で4分で到着です。
そんなに近かったら歩いて行けちゃうのでは?と思うのですが、少なくとも行きはタクシーに乗ることをお勧めします。
というのは、銀鱗荘は小樽の海を見下ろせる絶景の場所、つまり高台にあるからです。
歩きたかったら帰りにのんびり坂を下りていくのが良いと思います。
なお、小樽駅からもタクシーで10分ほどで到着します。
小樽のランチはニシン御殿、食事の後の絶景入浴!
お風呂であるため、写真が撮れなかったのが非常に残念なのですが、この絶景はぜひご自身の目で確認されるのが一番、楽しみにされてください。
小樽のニシン御殿のお風呂について
日帰りプランで入れる時間帯は、宿泊客もいない時間帯ですので、混まずにゆったり入ることができます。
歴史を感じる内風呂も素敵なのですが、何と言っても絶景の露天風呂がおすすめです。
何も遮るものがなく、眼下に広がる海。
船も通らず、列車の音が時折聞こえるだけの静寂。
ゆったりじんわり温まる、絶妙な温度の温泉。
お風呂と景色とたっぷり楽しめるように配慮が感じられる石の置き方。
必要なアメニティ、タオルもすべてそろっています。
美味しいランチに絶景入浴、贅沢すぎる。
小樽のニシン御殿の入浴後のお楽しみ
日帰りプランでは、宿泊棟にあるであろう歴史的な内装を見ることはできませんが、入浴後の休憩所として用意してくださったのは、ニシン御殿の75畳の大広間。
かつて網元の母屋で帳場だったところでもあり、多くの漁師や芸者が集まって宴会が繰り広げられたところだそう。
手をかけられた作りであることがわかる、優美な広間でお大尽気分ですね。
小樽のニシン御殿のランチと入浴の後はどうする?
ああ、美味しかった、気分良かった、で帰るのももちろんあり。
ただ、15時には建物を出ますので、まだ日は高いのです。
せっかくなので、夕涼みもかねて小樽の街歩きもいいですね。
小樽築港駅にお散歩がてらのんびり戻り、JRで一駅乗って南小樽駅から小樽駅まで、ガラス細工にオルゴール、スイーツの並ぶ通りを楽しむのもよし、運河めぐりをするのもよし。
小樽駅までも遠くないので、銀鱗荘からタクシーで直接小樽の街に向かうのもいいですね。
小樽の街はこれまた美味しいものがたくさん。
スイーツの食べ歩きや、海産物で夕食まで楽しめますね。
大満足の一日になること間違いなし!
あんなに美味しいご飯食べたのに、ルタオや六花亭、北一硝子カフェが魅力的すぎるー。
小樽のランチはニシン御殿で!絶景入浴も楽しめる、まとめ
北海道に行ったら訪れたい、素敵な街、小樽。
そこの穴場のランチ&入浴プラン、お楽しみくださいね。
参考になれば幸いです。
- 小樽のニシン御殿、銀鱗荘の日帰り入浴プランが超おすすめ。
- 日帰りプランは人数限定、予約は電話のみ、水木休み。(0134-54-7013/0134-54-7010)
- ランチプランは3300円から、入浴料は500円。
- JR小樽築港駅からタクシー4分、小樽駅からタクシー10分のアクセス。
- 道産食材のフレンチは絶品、露天風呂は絶景。
- 15時までなので、そのあと小樽の街もたっぷり楽しめる。
行かない選択肢はないね!
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