タコは日本人にとって身近な魚介類。
刺身に揚げ物にそして、なんといってもタコ焼き!
そんなタコはアフリカからの輸入が多いのです。
今回はその中でもセネガルのタコやその漁についてしらべてみました。
セネガルってどんな国?
セネガルとは、アフリカの西海岸、サハラ砂漠西南端にある国です。
長らくフランスの植民地でしたが、1960年に独立しました。
現在人口は1674万人、首都のダカールはパリ・ダカールラリーで有名になりました。
日本は1962年に公使館を設立し、交流を深めてきました。
1980年代より、セネガル政府の要請により無償資金協力により、日本職業訓練センターを設立して支援してきたのです。
セネガルいいところ。日本の援助ありがとう。
セネガルの漁業について
漁業についても、ダカール中央卸売市場は日本からの19億円の資金提供により作られました。
船ももともと手漕ぎ船だったものに、ヤマハ発動機の援助で船外機をつけるようになって、スピードアップし、遠くまで行けるようになりました。
速く移動できると、捕った魚介類も早く持ち帰れるため、有効活用できるようになります。
となると、無駄に捕ることもなくなるため、資源を枯渇させる心配も少なくなります。
さらに、それまでの船は木造でしたが、素材も違い、モーターもついている船も導入されつつあります。
となると、衛生面も向上し、魚介類を新鮮なまま保存できることが可能になります。
そうやって、日本の協力によって、セネガルの漁業も発展してきたのです。
少なく捕って高く売る、資源にも働き方としても優しいやり方ですね。
技術が進むことによっていいことあるね。
セネガルのタコは美味しいの?
スーパーマーケットで売られているタコのラベルには「モーリタニア産」という産地を見た方は多いと思います。
昨今日本で消費されるタコは、アフリカ産のものが多いのです。
そして、セネガルはモーリタニアの隣国、つまり捕れる海域は同じです。
美味しいタコが捕れるのです。
日本でのタコ漁はタコ壺を沈めて1日2日おき、引き上げる…。というやり方を漁師さんたちはとっています。
セネガルではタコ壺は産卵用として、タコはルアー釣りがメインとのこと。
日本でも釣り人が取る方法です。
岸壁や堤防近くでは壁の隙間などを狙い、沖では底に沈んでいるため、仕掛けが浮かないようにそこを取り続けて探すのがポイントです。
セネガル人はタコを食べないため、市場には出回らず主に輸出用になるとのこと。
ただ、アフリカ在住の方がセネガルの市場でタコを買い、食べたらおいしかった!という体験談もあげられているので、見つけることもできそうです。
セネガルの人たちがタコの美味しさに目覚めたら、どうなるのでしょうね。
アフリカの海もいいぞ。
セネガルのタコ漁についてまとめ
遠くてあまり縁のないように思えるアフリカのセネガル。
しかし、わたしたちの食卓ともつながっているのですね。
- セネガルはアフリカ、サハラ砂漠の西南端にある国で、首都はダカール。
- 日本の援助で中央卸売市場が作られ、漁業も含む様々な技術支援が行われた。
- 日本へのタコ輸出1位のモーリタニアの隣国なので、よいタコが捕れる。
- タコ漁はタコ壺より釣りで行う。
セネガル蛸を見かけたらよろしくね。
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